オープンジョーとは往復航空券の種類で、往路と復路の発着地が異なることを言います。往路もしくは復路、どちらかの発着地が異なる場合は「シングルオープンジョー」、往路と復路が両方とも発着地が異なる場合は「ダブルオープンジョー」と呼びます。
シングルオープンジョー
上記の通り、往路はイギリス、ロンドンに入り、復路はイタリア、ローマから出る場合にオープンジョーと言います。ロンドン~ローマ間は陸路での移動となります。
ヨーロッパや、アメリカ、中国など大都市が陸路でつながっている場合には日程を効率的にこなせますので、オープンジョーは非常に効率の良い航空チケットと言えます。
往路 成田空港→パリ・シャルルドゴール空港 × 復路 ドイツ・フランクフルト空港→成田空港
往路 関西空港→アメリカ・ロサンゼルス空港 × 復路 アメリカ・JFケネディ空港(ニューヨーク)→関西空港
ダブルオープンジョー
ダブルオープンジョーは往路、復路の発着地、すべて異なる空港となります。
往路 成田空港→韓国・仁川空港 × 復路 韓国・釜山空港→中部空港
往路 福岡空港→中国・上海浦東空港 × 復路 中国・北京空港→関西空港
オープンジョー航空券の魅力
この航空券の魅力は、何といっても周遊できますので、観光地や都市を効率よく回れることにあります。ヨーロッパ各国を鉄道で回る、アメリカを西から東へ横断する、オーストラリアの東側の都市を南から北上するなど、あちこち行きたい方に向いています。
行きと帰りの発地を変える方は、例えば大学の留学で東京発だが、帰りはそのまま夏休みなので地元の空港に帰りたいなどという場面で使えます。
オープンジョー航空券の注意点
同一航空会社で往復とも行程を組んだほうが安上がりになる可能性が高いです。
それが難しい場合は、同一アライアンス(スターアライアンス、ワンワールド、スカイチーム)で統一したほうが航空券代は安く済みます。片道同士の航空券を買うのは高くなる場合が多く、おススメはできません。
さらに、海外での発着地が異なる場合は、都市間の移動は長距離になると思いますが、日程はゆとりをもって計画を立てることが必要です。現地では何があるかわかりません。1日でもゆとりをもって行動しましょう。
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