非常に厳しい経営状況のKNT 第3四半期連結決算発表

KNT-CTホールディングスが2020/4/1-2020/12/31までの決算を発表しました。

このコロナ禍で非常に厳しい数字だったのは予想通りでしたが、GoToトラベルに非常に期待感もあり2020年後半は回復基調の予想でしたが、結局中止となり落ち込みが増えました。

目次

想定通りの厳しい数字

第3四半期の連結業績(2020/4/1-2020/12/31)
  • 売上高 612億3400万円 前年同時期比81.1%減
  • 営業利益 △261億9400万円
  • 経常利益 △174億8600万円
令和3年3月期の連結業績予想(2020/4/1-2021/3/31)
  • 売上高 870億円 前年同時期比77.4%減
  • 営業利益 △355億円
  • 経常利益 △265億円

当然このコロナ禍でモロに影響を受け、過去最悪の四半期決算となった。

34億6300万円の債務超過となっているものの、約500億円の資金残高があるため、倒産などの不安要素はありません。

想像以上に多かった希望退職

KNT側が提供した希望退職の募集概要

  1. 募集対象者:原則として35歳以上の当社および近畿日本ツーリスト各社の従業員
  2. 募集人員:設定しておりません
  3. 募集期間:令和3年1月4日~1月22日
  4. 退職日 :令和3年3月31日
  5. 優遇措置:特別退職加算金および再就職支援サービスの提供等

そして応募した人数は、

正社員808名、パート社員568名の合計1376名もの方々が応募しました。

会社の計画では2024年度末までに現在約7000名の社員数を3分の2に縮小する計画を打ち出しており、

今回の1376名は想定した上限の希望退職者が出たことで、新規採用中止や自然減を含めた人員調整の計画全体の遂行も早まるとしているとの事。

希望退職者には年齢に応じた特別退職加算金、さらに再就職支援のためのエージェントとの契約、支援が不要な方にはその分プラスアルファで出すなど、さすが大手企業と思わせる支援です。

しかしワクチン次第ではありますが遅かれ早かれ旅行需要は必ず戻ります。

しかも爆発的に回復するでしょう。

その時に今回辞めたのはある程度中堅や若手スタッフだと思われますが、需要が戻った時に人員的に耐えうるのか?という勝手な心配があります。

特に海外部門に関しては、航空券の予約、発券作業などは知識も必要ですぐに出来るものでもないですから、ある程度経験も必要です。

旅行社も海外部門閉鎖や地方海外部署の東京や大阪などへの一極集中が増えており、旅行業界では国内需要は戻っても海外需要は当分戻らないという認識でいるようです。

筆者の思う事

これだけの希望退職者。当然会社が出した条件が良かったというのもあると思います。

しかし、これだけの人がこの旅行業界に見切りをつけたという事は個人的には危惧します。

確かに日本は旅行会社が多く、薄利多売商売が続いており、さらに給与と仕事量のバランスが取れていないどちらかといえばいい業界とは言えません。

そしてこれだけ旅行のオンライン化が進んでおり、在庫を持たない手数料商売にも陰りが見えているのもあります。

でも「旅行」という最強のコンテンツがなくなることはありません。

少しでも多くの人がこの業界に残ってもらいますように、1日でも早いワクチン接種の開始を願っています。

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