このコロナ禍で苦境に立たされている航空業界
JALも2022年度の事務系職員や客室乗務員(CA)の新卒採用の見送りを発表しました。
これで2021年度の新卒採用に続き、2年連続の不採用となります。
2021年事業見通し
2021年3月期連結決算の最終利益が、3000億円の赤字になる見通しです。
国際線は前年比90%減になっており、まだ再開の見込みもありません。国内線もGoToトラベルの停止に伴い未だ厳しい状況です。
今後の見通し
国際航空運送協会(IATA)の試算では、世界の航空需要がコロナ禍以前に状況に戻るには早くても2024年という予測を出しており、ここ1,2年での回復は難しいという見通しです。
JAL,ANAはスタッフを外部出向などで少しでも削減すべく動いているものの、長期化が予想されており新卒の採用にストップをかけたものと思われます。
一部では採用あり
パイロットに関しては、育成するのに非常に時間がかかるため採用を継続するようです。
エアライン業界を目指す学生の方へ思う事
2022年度も新卒採用を見送りするほど航空業界の業績は悪化しています。
JAL、ANAがこのような状況ですと、スカイマーク、スターフライヤーなどの航空会社もほぼ同様の状況だと思われます。
航空業界を目指し日々勉強されてきた学生さんたちにとってこのニュースは本当にショックなことだと思います。
私も2021年度は仕方ないかなという思いもありましたが、まさか2022年度も採用見送りとは思ってもいませんでした。
ただ夢をもってこの業界を志望している人はそのまま夢を持ち続けてほしいです。
この採用のない期間を他の業種で経験を積んだり、その時間を語学の勉強に充てたりしてみてはいかがでしょうか。
必ずこの業界は戻ってくる日が来ます。
2年間採用してない航空会社ですから、3年後にはもしかすると人員不足で大量に募集する日が来るかもしれません。
是非このコロナ禍の状況はマイナスですが、プラス思考で考えてほしいです。
1人でも多く、この航空業界を希望している人が、夢を諦めずにこの業界に挑戦して頂けますように!
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