航空需要が急激に戻った時に起こることを勝手に予想!

コロナウィルスで世界の移動が止まって1年以上が経過しました。

まさかここまで長くなるとは思いもしませんでした、というのが本音です。

過去に何度も海外旅行が急減した時期はありました。

  • アメリカ同時多発テロ事件 2001年
  • SARS 2002年頃
  • MERS 2015年 など

いずれも海外旅行が激減しましたが、3ヵ月~半年くらいで戻ってきましたのでまぁそのくらいで戻るのかな?とは思っていましたが、まさかここまで長引き、そしてまだ先が見えないとは思いもしませんでした。

ヨーロッパ諸国やアメリカなどではワクチン接種が進み、少しずつ人の移動が増えてきました。

日本もようやくワクチン接種が始まっていますが、海外旅行に自由に行けるようになるにはまだまだ先の話のようです。

年内はまぁたぶん無理でしょうか。

早くて来年の春頃・・・。希望的観測ではありますが。

さて、需要が急激に戻った時に起こることを予想

来年も新卒採用がほぼ凍結となっている航空業界。

今年の大学3~4年生、専門学校の学生さんは正直この航空業界は厳しいでしょう。

ただし多くの人材がこの業界を去りました。

しかし必ず海外への渡航は戻ってきます。

そうなると間違いなく航空業界の現場の人材不足です。

私が感じる人材不足の部署は以下の通りです。(他にもあるとは思いますが)

  • 国際線グランドスタッフ
  • グランドハンドリング

成田、関西はまだ国際線が動いているので良いですが、それ以外の地域の空港は本当に国際線が飛んでいませんので、かなりの人材が少ない勤務日数で我慢しているのか、諦めて他業界へ行っています。

いつの日か需要は戻ります。しかし、その時に人材がいないんです。

チェックインの業務も、空港内で特殊車両を動かしての荷下ろし荷上げ作業も、昨日今日に入社した方が出来るような仕事ではありません。


日系キャリアはそういった事は予想して早めに人材確保をしていくでしょう。

但し私が働いているような外資系航空会社は、早めに日本のスタッフが訴えたとしても基本動かないでしょう。

そして本当に戻った時に慌てて人を探し始める。ならまだいいかも知れませんが、少ないそのままの人数でとりあえずやってくれなんていう事があるかもしれませんね・・・。

現在、大学1年や2年生が就職活動をするころには航空業界もかなり戻っているでしょう。(戻ってなかったらもうこの業界終わってますけど・・・)

今年や来年が就職活動の方でどうしても航空業界に就職したい方、一旦別の業界で経験を磨き、この業界へ是非戻ってきてください!

正直私は急激に需要が戻ってきた時が一番心配。

グランドスタッフのスキル不足、人員不足が原因で遅延やスーツケースや貨物の積み付けが間に合わず遅延、なんて事が起こるような気がしてなりません・・・。

NAO

他にも需要回復時に予想されることがありますが、また別の記事で書いていきたいと思います。

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