静岡空港の誤算 中国路線の相次ぐ撤退で苦境に

ネットを見ているとこんなニュースを目にしました。
まぁタイトル通り静岡空港の中国路線の運休が相次いでいるようです。

9月1日から中国東方航空の杭州線が欠航、北京首都航空も7日から済南線を運休、16日には瀋陽線も運休に。昨年9月末のピーク時に14路線だった中国路線は、わずか1年で5路線になるようです。

これだけ大幅に増え、一気に減ったのは、中国経済が失速し、爆買いで知られる中国人が激減したのに加え、羽田や中部空港の発着枠が増加し、そちらに就航したため、お客様が流れてしまったということもあげられます。

私が言いたのはここからなのですが、
県空港利用促進課では、
中国人観光客ばかりに頼るのではなく、日本人客に静岡空港を使ってもらう方策を模索中。同課の担当者は「中国路線を使った、日本人が利用しやすいツアー商品をつくるよう旅行会社などに働きかける。行きは静岡空港を使い、帰りは羽田空港を使うような提案も強化する」と話しています。 と書かれていました。

空港があるがために、空港利用を促進しなければならないので、その促進に多額の税金を使うという事です。

例えば、静岡空港だけではないのですが、地方空港ではほとんどやっている施策があります。
それが空港利用する旅行者や旅行会社などへの助成金です。

静岡空港を利用して就航先との交流拡大を目的とした団体には最大30万までの助成金が出るようです。
さらに、旅行会社が作るパンフレットにも助成金があるようですね。

これの出どころって、もちろん皆様の税金なんですよ。

今の地方空港(全てとは言いませんし、生活のために必要な空港もあります。あくまでも私見です)は、正直言っていらない空港たくさんありますよね。

今の日本の地方空港はこういう状態です。
空港がデキた!
⇒ 航空会社の就航表明がないなぁ or 少ないなぁ。
⇒ では〇〇航空に行って就航をお願いしよう or 国際線にしたいから〇〇国の航空会社へ陳情に行こう
(当然お願いしに行く費用も税金です。そこでアピールするパンフなどをその国の言語で作成するのも税金)
⇒ 誘致活動が実り就航したら、上記のような利用促進として税金で販売促進
県によっては航空会社の事務所経費優遇、発着料優遇、すごいところは最低ロードファクター契約
(例えば70%切ったら、70%までに足りない分は保証)などとにかくすごい優遇します。
これだって全て税金での運用です。

当然空港があれば、県空港対策課などの部門もできます。多額の人件費もここに投入されます。

社会保障費が足りない、医療費が毎年増大など様々な理由で税金は足りないですね。
しかし足りない税金なのに、こういったところにも使われちゃっているんですよ。

造っちゃったがために、維持するためにさらにお金をかけるって・・・

日本の負は、こういったところにもあると、私は思っています。
いろんなご意見あるとは思いますが、皆さんはどう思われますか?

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