(CNN) ドバイ発マニラ行きのセブ・パシフィック航空便の機内で先ごろ、乗客の女性が出産する出来事があった。ヘブンと名付けられたこの女の子の赤ちゃんに対して、航空会社は100万ポイント分のマイレージを贈った。
出産は予定日より5週間以上早かったといい、乗客の看護師2人が客室乗務員とともに介助した。一方、パイロットは着陸先をインドのハイデラバードに変更、受診の手配を依頼した。
セブ・パシフィック航空はフィリピンの格安航空会社(LCC)。機内での出産事例は同社では初めてだという。
同社のランス・ゴコンウェイ最高経営責任者(CEO)は、ヘブンちゃんに同社のマイレージプログラムで100万ポイントを進呈すると発表。使用期限はなく、家族と分け合って使ってもいいという。
「母子ともに健康であることを本当に喜ばしく思うとともに、運航乗務員と客室乗務員が最高のプロ意識と能力でこの状況に対応したことを称賛したい」とコゴンウェイCEOは述べた。「また、赤ちゃんが無事産まれてくるようボランティアで協力してくれた2人の看護師に心からの感謝を表明したい」
同じ便に乗り合わせた別の乗客がフェイスブック上で語ったところでは、「(母親の女性の)少し大きい叫び声が1回だけ聞こえ、数秒後にもっと小さなかわいい叫び声がして赤ちゃんが生まれたことが分かった」という。
「幸いなことに、1回いきむだけで赤ちゃんは生まれた。しばらくして女性は赤ちゃんを抱いて自分の席に戻ってきた」とこの乗客は言う。
ヘブンちゃんの誕生により、目的地のマニラへの到着は9時間近く遅れたという。
「だが誰も文句は言わなかった」とこの乗客は語った。「乗り合わせていたみんなが幸せな気分だった」
情報源: CNN.co.jp : フィリピンLCC、機内で誕生の赤ちゃんに百万マイル贈呈 – (1/2)
運営者よりひとこと
最初パッと読んだときは、産まれる寸前で何で長距離路線乗るの!?と思ったのですが、5週間以上早かったんですね。
ANAの国際線の妊婦さんの規定を調べると、『出産予定日を含め、28日以内のお客様は診断書の提出が必要です。』と記載されています。
航空会社によって多少は異なると思いますが、予定日が近くなると色々と書類が必要です。早産の可能性もありますから、妊婦さんは早めに出産する場所へと移動しておいた方がいいですね!
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