こんにちは。
今日は2020年5月2日。今日からゴールデンウイークスタートですが、まさかの異例のGWになってしまいましたね。
GWにもかかわらず、フライトキャンセルの嵐・・・。
ANAホールディングスの発表によると、現在国際線の95%程度、国内線の70%程度を運休しているようです。
ここまでフライトがないというのも想像できません。
たまたま見たニュースによると静岡空港は開港以来初のフライトゼロ・・・。
福岡空港のホームページを見ると、国際線は全便欠航でフライトゼロ・・・。
考えられない状況になってます。
そんな中、ネット配信されている業界サイト「トラベルビジョン」に興味深い記事がありましたのでご紹介いたします。
トラベルビジョンさんが、4/17-24の間に旅行会社対象にアンケートを実施したようです。
その結果を見ると
・航空会社の返金遅延 納得できず:95%
となっております。
まぁ当然の結果と言えば当然の結果です。
法的措置検討という回答も17%あり、旅行会社からの反発は相当大きいと思います。
全航空会社がこうしているわけではありません。
代表的な会社でいえば、
・アエロフロート・ロシア航空(SU)
・エールフランス航空(AF)
・ガルーダ・インドネシア航空(GA)
・KLMオランダ航空(KL)
・シンガポール航空(SQ)
・ターキッシュエアラインズ(TK)
・ベトナム航空(VN)
・ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)
が実施しております。(他にもまだございます)
そして当然といえば当然ですが、旅行会社からの反発は強いですね。
トラベルビジョンさんに書かれた自由回答コメントの抜粋はストレートに書かれています。
・旅行会社は航空会社の下請け企業ではない!
・言語道断。二度と取引しない。
・お客様が納得できるような航空会社からの文章があればまだいいが、ないのが問題。
・一方的かつ身勝手
・ビジネスの常識としてありえない。企業としてのモラルの問題
などと、当然といえば当然ですが厳しい意見が出ておりました。
なぜこういった横暴な対応が出来るのか・・・。
やはりこれは航空会社が他に変えられないという事に尽きると思います。
例えば、成田からシンガポールとしましょう。
最近はLCCも増えて選択肢は多くなったものの、直行便のフルサービスキャリアといえばSQしかありません。
今回の払い戻しの対応で、2度と使わない!となっても、お客様がシンガポール航空希望だった場合は利用せざるおえません。
商品造成で、SQ利用は作成しないとなっても、お客様がSQ希望だった場合、いくら旅行会社が他の航空会社や、価格が安いからとソウルや台北などの経由便をおススメしても、お客様が直行便でフルサービスキャリアを希望でしたら、商品も作らざるおえません。
航空会社はそれがわかっているんですよ。心の奥底では・・・。
だからこんな横暴な対応ができてしまうんです。
「別にそこまで言うなら売らなくていいですよ」という思いが・・・。
でも腹の中は、「そうは言っても、売らざるおえなくなって戻ってくる」と思っています。
残念ながら、在庫(座席)と他ではできないものを持っている(飛行機を飛ばす事。路線を持っている事)という方が強いんですよね・・・。
参考にさせていただいたサイトは、下記です。
業界ニュースが詳しく掲載されていますので、よかったらお読みください!
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