韓国ロッテグループは取締役会で、慶尚北道星州郡に所有するゴルフ場をTHAADの配備場所として提供すると正式に決定した。これを受け、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は27日の会見で報復措置も辞さない姿勢を示した。
出典 RECORD CHINA|中国で韓国・ロッテのボイコットが加熱、THAAD配備に官民一体で猛反発
THAAD配備により様々な面で中国の韓国排除が始まった
中国国家観光局が主要都市の旅行代理店に対し韓国行き旅行商品の販売停止を指示。今年国交25周年を迎える両国の関係は一気に悪化しそうだ
中国と韓国の関係が悪化している
中国国内では韓国商品の不買運動が進んでおり、ロッテマートは営業停止にまで及んでいる。
そしてついに旅行まで販売停止となってきた
すでに販売されている3月中旬まではそのまま実施予定だが、その後のツアーの販売はできなくなる。
中国人旅行者は個人旅行が増えているものの、まだまだ団体旅行が多く、旅行業界はかなり打撃を受けることが予想される。
こうなってくると韓国⇔中国間の航空需要はかなりの減少が予想され、今まで中国人旅行者で潤っていた韓国国内の免税店、ホテル業界などは深刻な問題になる。
航空業界への影響について
中国路線は韓国の航空会社の主要収益源だ。仁川(インチョン)国際空港を発着する中国路線は全運航便数年間33万9673便のうち27.2%を占める。アシアナ航空は売り上げの19.5%が中国路線から出ており、大韓航空の中国路線の売り上げ比率も13%に達する。航空会社関係者は「最悪の状況では路線縮小まで決定されるかもしれない」と懸念している。
すでに影響が出始めている。
韓国の航空会社で、中国国内へは大韓航空、アシアナ航空のフルサービスキャリア(FSC)をはじめ、ティーウェイ航空、済州航空などのLCCも数多く就航している。現在こういった航空会社は中国人旅行者の減少に備え、大型機材から小型機材へのシップチェンジ、お客様の少ないフライトの間引きなどが始まっている。
この問題の日本への影響は?
日本は関係ないでしょ?とお思いかもしれませんが、これが大いに関係があります。
この韓国⇔中国間に飛んでいた機材、シップチェンジして余った大型機材、フライトキャンセルして余った機材が日本に飛んでくるという話があります。
昨年過去最高を出した訪日旅行。その中でも1番多い中国(昨年約600万人)、2番目に多い韓国(昨年約500万人)が、さらに日本への渡航を増やす可能性があります。これは日本の経済にとっては非常にいいことではあります。
ホテル業界、免税店、ドラックストアなどの外国人観光客が買い物に来る業界は、大きな恩恵があるでしょう。
韓国線に関しては、東京・名古屋・大阪・福岡の大都市以外にも地方都市へ数々就航しています。
特にLCCが地方都市へさらに就航すれば、観光客が地方にも訪れ、活性化にもつながります。
中国線に関しても同じことが言えます。
今後のこの韓国・中国の問題にも注視していくことが必要です。
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