外務省が21日中国人に対するビザ発給要件の緩和を発表しました。
詳細は下記のとおりです。
1 本21日,外務省は,日中間の人的交流を拡大し,政府の観光立国実現及び地方創生の取組に資するため,中国人に対するビザの発給要件を緩和する以下の措置を,5月8日から開始することを決定しました。
2 具体的な措置の内容は,以下のとおりです。
(1)中国国内に居住する中国人に対する措置
ア 十分な経済力を有する方に対する数次ビザの発給開始
十分な経済力を有する方とその家族に対して,有効期間3年,1回の滞在期間30日の数次ビザ(初回は観光に限定)の発給を開始します。イ 東北三県数次ビザの六県への拡大
東北三県(岩手県,宮城県,福島県)数次ビザの対象訪問地を,東北六県(青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県)へ拡大するとともに,これまで一定の経済力を有する方に課していた,過去3年以内の日本への渡航歴要件を廃止します。ウ 相当の高所得者に対する数次ビザの緩和
相当の高所得を有する方とその家族に発給している数次ビザ(有効期間5年,1回の滞在期間90日)は,初回の訪日目的を観光に限定せず,商用や知人訪問等の目的でも利用できることとします。また,このビザを利用する方は,航空券,宿泊先等を旅行社を介さず自ら手配できることとします。エ 個人観光一次ビザの申請手続簡素化
クレジットカード(ゴールド)を所持する方に対して,個人観光一次ビザの提出書類を簡素化します。(2)中国国外に居住する中国人に対する措置
中国国外に居住する中国の方も,中国国内の申請と同じ要件(注)で,観光目的の数次ビザを取得できることとします。
(注)十分な経済力を有する方とその家族に対して,有効期間3年,1回の滞在期間30日の数次ビザの発給を,また,相当の高所得を有する方とその家族に対して,有効期間5年,1回の滞在期間90日の数次ビザの発給を開始します。
3 この緩和により,日中間における人的交流の一層の活発化が期待されます。
引用:外務省
2016年に過去最高2400万人の訪日を記録しましたが、そのうち約600万人が中国人でした。
政府の目標は2020年の東京オリンピックまでに4000万人を掲げており、その目標に到達させるためにも、さらに中国人の方に来ていただくようにする方策は必ず必要であります。
そして爆買いは終了したと言われてますが、それでも中国の方の購買力は、給与が伸びて来ず消費が落ちている日本人と違い、日本の小売業界にとっては必要となっています。
この緩和によりさらに中国人の渡航者数が伸びるのか?
今後の動きを見守りたいと思います。
コメント