コロナウィルスにおける旅行業界の行方

え??旅行業界、関係ないじゃん!
とは思わないで下さい。航空業界と旅行業界は密接な関係にあります。

国内旅行はかなり直販(お客様が直接航空会社のホームページ等で購入)が進んでおりますが、海外旅行に関しては旅行会社経由での予約が大半です。
まだまだ航空券の購入だけでも海外の航空会社のホームページで買うというのはちょっと不安という方が多いと思います。
あとは、旅行会社のパック(往復航空券とホテル、送迎などがセット)を買った方が安い場合も多いです。

そんな旅行業界ですが、日本に何社あるかご存知でしょうか?
一般社団法人 日本旅行業協会のホームページを見るとデータはちょっと古いのしかないのですが、2018年でなんと11,107社もあるんです。
え?こんなにあるの?と思われる方が多いと思います。

旅行会社は、JTB、HISのような大きな旅行社から1人でやっているような旅行社まで様々あります。
旅行会社の起業に関しては正直そこまでハードルは高くありません。
多少の資金と、総合旅行取扱主任者の方がいれば企業が出来ます。
あと結構立て替えが発生する場合が多いので、運転資金も必要になってきます。

1人でやって儲かるの?と思われるかもしれませんが、意外とこういう方たちは儲かっているんですよね。
大体少人数で生計を立てている旅行会社の方は、地元に根付いて長い方や、大手旅行社などでずっと営業していてお客さんを持っている方が独立して自分で旅行社を作るという場合が大半です。
大手旅行社でしたらいくら利益を上げても会社に吸い上げられてしまいますが、個人でされていれば、利益はそのまま会社の儲けとなり、自分の収入となります。年に数本だけ大きな団体をやれば後は年間何もなくても暮らしていける!なんて方もいらっしゃいます。

ただ今回のコロナウィルスはこの旅行会社にとっては大打撃となっています。
まずコロナで収入減の方がかなり多くなり、旅行どころではなくなっています。生活が成り立ち、平和があっての余暇産業です。
一番最初に削られてしまうのが旅行などの余暇産業ですので、当然外出自粛なので出れませんが、旅行は後回しになってしまいます。

過去にもこのようなウィルスで激減というのはありました。最近ですとMARS、10年以上前にはSARS、ウィルスではありませんが、アメリカ同時多発テロもありました。
ただこう言った時でも旅行がなくなることはありませんでした。海外がダメでも国内旅行がある、飛行機は怖いけど新幹線やバスなら大丈夫!なんて感じでしたので、海外はバツでも代案で国内という感じで旅行は動いていたんです。

ただ今回は海外もダメ、国内もダメ、と旅行はゼロになってしまいました。

今旅行社は、休業で国からの補償でしのいだり、給与をカットして何とか生き残ろうとしています。
経済活動が再開してもこのコロナウィルスの不安がなくならない限り、旅行へ行くという方は増えてこないでしょう。
さらにこれだけ在宅勤務、オンラインでの会議などが普及すれば、出張需要などもしばらくは戻らないでしょう。

もうしばらくすると、潰れるもしくは、廃業するという会社が間違いなく増えてくると思われます。
中堅、大手旅行社などは、事務所も多く、社員も多くおり、そういった会社がむしろ危険なのではないかと思っています。
今の旅行業界は利益率が低いため、体力のある会社は少ないです。
更なる国からの支援がないと、何万人の社員、その下にいるたくさんの家族を路頭に迷わせることになりかねません。

1月からコロナが騒がれ始め、2月までは旅行も動いていましたが、3月からはほぼ旅行はなくなってます。
鉄道や大手企業の系列にある旅行社は親会社が大きいのでまだいいですが、それ以外の旅行会社の体力はそろそろ限界に近くなっていると思います。

5月末に緊急事態宣言が解除になったとしても旅行は戻りません。
もしかすると年内は厳しいという話もあるくらいです。

こういった観光余暇産業への支援も早急に検討してほしいものです。

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